OHBA Sakura
■作者の紹介
OHBA Sakuraさんは、埼玉県川越市出身の瞬間・空間を題材に風景画を描くアーティスト。
武蔵野美術大学油絵科を卒業。
snow mountain
■美術への興味はいつからありましたか?
小さいころから絵は好きで、小学生のときの将来の夢は漫画家でした。
CMを作りたいという理由で、絵画科のある高校を選択しました。
大学は武蔵野美術大学油絵科へ進学しましたが、大学ではダンスサークルの活動に熱中していました。
大学を卒業して色々と取り組んできた事を振り返ってみて、まだ絵画はやり切れていない気がしました。
そこからは平面を中心に現在まで活動を続けています。
見るたびにやることが変わっていると言われる事もありますが、
小さいころから表現活動をしたいという気持ちは変わってないと思っています。
■風景画の制作が中心かと思いますが、何かテーマはありますか
大ざっぱに言うなら「記憶とアイデンティティ」です。
そのときの知覚、『瞬間の想い』を作品におこすことを意識しています。
普段、どこを意識してみているかは感情に寄り添っていて、意図したものしか見えていないと思うんです。
なんとなく見ていた景色でも想いがあって、その瞬間や空間を表現したいと思っています。
──なるほど、OHBAさんの作品で見たことのない景色の作品でも懐かしさを感じるのは、その瞬間の想いを感じているのかもしれませんね
■では、印象に残っているプロジェクトなどはありますか
2017年の稚内でのライブペイントや2019年の福岡県香春町に1か月滞在して作品制作をしたことです。
香春町では移住体験のプロジェクトでホームステイのような体験をしました。
町の人と大きい絵を描くイベントなど地域との接点があり、
違った考えや文化に触れることができました。
──風景画となると地域が変われば景色も変わって、地域の方の想いに触れることでまた影響があるんですね!
■余談ですが、最近家族で展示会もされていましたよね
はい、お母さんのさをり織りとおじいちゃんの陶芸と私の作品でおおばけ展をしました。
お母さんもおじいちゃんも美術家ではなくて趣味で制作しています。
せっかくいい作品を作っても普通展示会なんてやらないですからね、
もったいないと思って私が主導しておおばけ展を開きました。
──とても素敵な展示会ですね
■最後に読者の皆さんに伝えたいことはありますか
作品を実際に見に来ていただけたら嬉しいです。
絵は実物から受ける印象とデータで見るときの印象ではちがいがあります。
是非ご覧いただきたいです。
■連絡先
Instagram:5aqla
名刺:https://html.co.jp/prnmgmg